細い参道の先の少し奥まった森に鎮まっている小さな社には、神気とでも言うのでしょうか、境内の中でも特に近寄りがたい感じが漂っていました。
熱田神宮には既に何度かお参りさせていただいております。その厳かな雰囲気については紹介するまでもないと思います。
直近の参拝は、2019年の夏でした。境内を隈なく参拝させていただくことを常としていますが、その日に限って、本宮の裏、敷地の北西に当る位置に一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)という社が祀られていることに気が付きました。説明書きによれば、そこは天照大神の荒魂(あらみたま)をお祀りしている社と言うことでした。
細い参道の先の少し奥まった森に鎮まっている小さな社には、神気とでも言うのでしょうか、境内の中でも特に近寄りがたい感じが漂っていました。荒魂とは「活動的猛進的なはたらきをされる神霊のこと(*熱田神宮Webページ)」です。成熟する前の比較的若い頃の御魂と説明されていたような記憶があります。
その後、伊勢神宮にお参りさせていただく機会がありました。すると伊勢神宮内宮においても、御正宮の北西の少し高い位置に「荒祭宮」があり、そこに天照大神の荒御魂(あらみたま)が祀られていました。そしてこの社の周囲が特別な空気に包まれていることは、熱田神宮と同じでした。
両神宮において同じような形で荒御魂が祀られていること、そしてどちらの社も同じような空気感を持っていること、このことに静かに深く感じるものがありました。