もし、あなたが流れる星に願いを掛けることとができてしまったなら、その願いは叶うのです。
昔その地域には水争いが耐えませんでした。台地のため、土地はあっても水がないのです。米が生活の礎であったその頃、米作りを支える水は命の源であり、生きるために、命をかけた水争いが絶えませんでした。
こんな争いはなくしたい…と、ある青年が心から願いました。寝ても覚めても、気が付けば、そのことばかり考えていました。日が暮れるまで農作業に励んだある日、青年は疲れた体を引きずりながら星明かりの夜道を歩いていました。ふと天を仰ぐと、星が流れました。青年はその流れる星を見つめながらも「争いをなくしたい」とつぶやいていました。その星の先には、くっきりと浮かぶ山の稜線が見えました。その山の上には大きな湖があります。その瞬間、青年は「そうだ、あの山の水を引いてこよう」と思いました。青年は、流れる星に願いを掛けることができたのです。
山の水を引いてくるまでには、この後しばらくの時が流れます。けれど、山の水を引いてくるまでにあれこれと様々な工夫が施され、争いは少なくなりました。誰かが思い続ければ、そして多くの人が思い続ければ、願いが叶うときは必ず来るはずです。
流れる星に願いをかければ、その願いは叶うと言います。けれど、星が流れるのはほんの一瞬で、しかもその星に出会うのは全くの偶然です。その一瞬に願いをかけるのはほぼ不可能ですが、思い続けていたからこそ、青年は流れる星に願いをかけることができてしまったのだと思います。
もし、あなたが流れる星に願いを掛けることとができてしまったなら、その願いは叶うのです。